再生医療グローバル推進
再生医療は、培養細胞を用いた先進医療の一種で、体の組織や機能を回復することを目的としています。日本における再生医療研究はきわめて高いレベルにあります。
自家細胞、他家細胞を用いた再生医療は、いわゆるテーラーメイド医療の典型ともいえ、預かった患者細胞を確実に培養して製品提供する難しいビジネスモデルであります。不良品が発生しない信頼性の高いシステムを構築する必要があります。
これを達成するには、日本に誇る「ものづくり」に裏付けられた高い品質の生産体制が必要であり、その一連の技術パッケージの海外導出は、医療機関にとっては、容易ではなりません。
日本の先進医療技術を海外の医療市場に展開することで、研究者や医療機関に臨床データを提供し、医療技術の改善を促進することができます。また、再生医療技術水準を高めるとともに患者治療に貢献し、製造販売収益を確保できます。
アジア諸国において日本は信頼できる国と見なされており、特に、中国は、莫大な市場を有しているとともに、各省、市、自治体の裁量で承認が可能な医療新技術(NMT)という独自の制度があるため、国家全体承認を得る方法よりも簡便に事業が開始できます。
したがって、弊社は医療機関が海外に進出するための支援に力を入れています。
再生医療インバウンド
日本への海外の期待感は非常に高いです。実際のニーズもあり、日本が提供する医療の強みとして、繊細さ、慎重さ、患者様それぞれのニーズに合わせた提案力や接遇力が挙げられます。
日本の医療機関の水準の高さやホスピタリティなどから海外患者から期待されており、2020年時点で5507億円の市場規模(※日本政策投資銀行発表資料より)に達していました。アフターコロナを迎えた2023年より再拡大傾向にあります。
しかし、医療機関の広告に関しても、現行の医療法による広告規制が厳格に適用されているため、医療インバウンドに対するプロモーションが制限されている。
弊社は、海外の医療機関と連携し、独自のルートを通じて医療機関のニーズにマッチングし、医療インバウンドを促進します。